ちびっこ剣士のおとうさん、おかあさんが困ること・・「鍔(つば)の穴」広げ実験

剣道の竹刀用の鍔は、竹刀の長さに合ったものを購入しますよね。子供の場合は、小学校低学年なら3.4(サブヨン)ぐらいからになると思います。そして、高学年になると、3.6(サブロク)になり、中学に入ると3.7(サブナナ)になります。

大人の場合は男子なら3.9なら3.9と決まっていますから、鍔の穴を大きくすることもありませんが、子供の場合は、少なくとも1回は穴を広げることになると思います。竹刀と違って、鍔は破損することもほとんどありませんからね。

剣友会の出入りの武道具屋さんに頼めば無料でやってくれることもあるでしょうが、なんだか頼むのも悪いような・・。かといって、どーやればいいの?? 

実は、武道具屋さんには、左の写真のような鍔の穴広げ用の道具が市販されています。しかし、約7,000円〜8,000円と、意外と高いんです。

剣友会の備品ならまだしも、こいつを買うというのは、けっこうな勇気が要りますね。だって、そんなにしょっちゅう使うものでもありませんからね。

そんなわけで、ウチにあるいろんな道具を引っ張りだして、どれが一番カンタンにうまくいくか、やってみました。

 

 ← 試したのは、左の8種類です。

普通のカッターナイフ(小)

結論から言って、ほとんど削れないどころか、刃が折れて怪我をする恐れがあり、大変危険です。

鍔の素材はいろいろありますが、小学生がよく使う樹脂製のものは、堅いというより、粘りのある樹脂ですから、全く削れないというわけではありませんが、相当な時間がかかると思われます。

したがって、危険度からいって、絶対にやめた方がいいです。

普通のカッターナイフ(大)

ッターナイフ(小)よりは刃の安定感はありますが、やはり刃が折れて怪我をする恐れがあり、大変危険です。

したがって、これも絶対にやめた方がいいです。

棒ヤスリ

ヤスリ部の目の荒さにもよるかもしれませんが、これもうまくいきません。

目が荒すぎると、研磨面を荒らすだけですし、目が細かすぎると、大汗をかくだけでしょう。

粘土用ヘラ

粘土用なので、それほど鋭利な刃が付いているわけではありません。

したがって、まーったく削れませんでした。

一応やってみた、ってことで・・。

木工用彫刻刀(大工用ノミ)

これもほとんど期待していなかったのですが、意外や意外、いい感じで削れていきました。

少なくとも、カッターナイフよりは全然イケます!

何より切削の安定感が違います。刃が折れたり、刃こぼれの心配もありませんし、意外と力も要りません。

ただしこれは彫刻刀とはいえ、正確には大工用のノミです。子供用の版画などの工作用の彫刻刀では、一発で刃こぼれしてしまう危険性がありますので、止めた方がいいでしょう。

 

電動ドリル&ドリル刃

こいつは、ちょっと期待していましたが、全くダメダメでした(笑)!

まず、巨大なドリル刃を持ち出したのが間違いですね。回転数が全く足りません。むしろ3mmとか5mmの刃の方がまだ可能性があるかもれません。

しかし、ドリル刃の横っ腹を押し付けますから、刃が折れたりする危険もあります。

なので、お勧めできませんね。

電動ドリル&研磨砥石

こいつも、ちょっと期待していましたが、

全くダメでした(笑)!

もっとも、私が試した砥石の目が合ってなかったのかもしれません。

また、やっぱり回転数不足は否めません・・。

電動ルーター

今回のチャンピオンはこれです!

す、すいません、あまり一般的な道具じゃないですよね。

しかし、見ての通り、ものずごい勢いで削れていきます。

刃はいろんな刃がありますが、一番いいのは、写真の◯印のやつですね。砥石タイプはやっぱり全くダメです。


総論!

ということで、これだけ試した割には、あまりいい結果は得られませんでした。それだけ、鍔の穴広げは大変だということですね。

電動ルーターをわざわざ買うぐらいなら、専用の穴広げ器を買った方が安上がりでしょうが、使用頻度を考えるとね・・・。

ただ、木工用の彫刻刀(大工用ノミ)が意外な健闘を見せてくれました。これはホームセンターなどで1,000〜2,000円程度で販売されています。

カッターナイフで危ない目にあうぐらいなら、大工用のノミの方がはるかに安全だし、確実に削れると思います。

 

注意>

なお、上記の記事は、いずれも刃物を使った工作です。

小学生のお子様に作業をさせるのは、絶対にお止めください。

写真では手で持って作業をしていますが、実際に作業の際は、万力などで固定することが望ましいと思います。

この記事を参考に作業をして怪我や損害が生じても、当方は一切の責任を負いませんのでご了承ください。

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